三段階で考える会計処理の適切なやり方

独立して個人事業主になったエンジニアは、毎年確定申告をする義務が生じるので、会計処理をしなければなりません。
やり方がわからずに戸惑った結果、比較的簡単な白色申告で済ませてしまったり、専門家に一任してしまったりする人も大勢います。しかし、それが原因で収入が目減りしてしまっているのは確かであり、せっかく稼いだお金を無駄にしたくないのにと嘆く人もいます。

完璧な形で会計処理ができないと確定申告が正しくできないのは確かですが、すぐに自分一人で全てできるようにならなくても問題ありません。
徐々に学んでいき、最終的には自分一人でできるようにすることを目指すのが賢明な判断です。

エンジニアの場合、三段階に分けて会計処理を行っていくと良いでしょう。
まず、無料でも構わないので自動仕訳機能が付いている会計ソフトを用意して帳簿の入力を行い、仕訳をしてもらって帳簿を作成します。
あまり事業資金を使っていない人は、これだけでもほとんど問題ありません。しかし、一通り項目を見て何かおかしいと思えるものが見つかったら、確認を取って変更するようにすると効果的です。

そのとき、正しさを確認する目的で税務署に仕訳が正しいかを聞いてみるのが次の段階になります。それで正しいと分かったものの中から、もしかしたら他に仕訳して節税できるかもしれないものが見つかった場合、税理士に相談するという流れにすると良いでしょう。
こうすると、費用を最小限にしつつ会計処理について学んでいくことができます。